2016-12-29

報告 NPO若手スタッフ研修&交流サロン~NPOでハタラクってどういうこと?



(この事業は、「平成 28 年度まちづくり推進活動支援事業助成金」を受けて実施しました。)
2016128日(木)市民活動プラザ星園にて、NPO若手スタッフ研修&交流会を開催いたしました。 参加者は14名、NPOの職員になって1年目の方、ボランティアとしてNPOに関わっている若手の方、NPOを立ち上げたいと考えている方など、様々な立場の人が集まりました。活動分野も福祉、環境、まちづくり、中間支援、防災など多種多様となりました。
まず初めに、講師:札幌チャレンジド代表加納尚明さんから話題提供として「NPOでハタラクってどういうこと?」と題した講演を30分。NPOに関する基本的な知識を導入に、NPO法人も企業と同じで「経営」が必要なこと、NPOの活動そのものが広報(=PR:Public Relations)であることなどをお話して頂きました。また、NPOで働くことは「自分の給料は自分で稼ぐことだ!」といった熱いメッセージも頂きました。
次にNPOで働いているスタッフの体験談として、三上貴史さん(NPO法人ポロクル)、田中伸和さん(NPO法人札幌障害者活動支援センターライフ)、高山大祐さん(NPO法人ボラナビ)の3名にお話をして頂きました。学生時代からNPOに関わっていた方もいれば、今の職場に入って初めてNPOを知った方もいる。NPOらしい魅力があると感じている方もいれば、NPOも企業も変わらないと感じている方もいる。3名の方のお話を聞き、NPOで働く方も様々だと思い、NPOとは何かを改めて考えさせられました。
休憩の後はワークショップ。4つのグループに分かれて、NPOで働いていて楽しいこと、大変なことを話し合いました。人材不足・人材育成、広報などをどうするか、活動分野は異なっていても抱えている課題の中には共通したものがたくさんありました。理念の共有が出来ていない、同年代のスタッフが少ないことが悩ましいといったことは、世代交代の困難に通じる課題だとも感じました。
終了後の懇親会にも多くの方が参加し、交流を深めました。アンケートの感想にも、「分野を越えた交流が出来るのが良かった」という意見が複数ありました。今後も若手スタッフ研修を行っていきたいと思いますので、「こんなテーマの研修をして欲しい!」というご要望がありましたら、北海道NPOサポートセンターまでご連絡ください。よろしくお願い致します。