2012-10-31

北海道NPO情報11月号のご案内

北海道NPO情報11月号を発行致しました。(PDF)
下記URLからダウンロードを行い、ご閲覧下さい。

http://npo.dosanko.org/2012/01/npo2012.html

2012-10-29

「伝える力(ちから)アップ大作戦!」セミナーのご案内

11月28日(水)13:30~ 開催
NPOの皆さん 広報のノウハウ教えます!
北海道新聞社ベテラン記者による「伝える力(ちから)アップ大作戦!」セミナーのご案内

NPO活動を多くの人に知ってもらうことは、とても大切なことです。講座やイベントにたくさんの人に来てもらいたい、自分たちの活動を理解してもらいたいーそんな思いを実現するために、「伝える力」をしっかり身に着けましょう。
講師は、北海道新聞社マーケティングセンター長の日浅尚子さん。新聞記者として33年、NPOをはじめ企業や行政、個人の取材を重ねてきた経験をもとに、記者の心をくすぐる広報を伝授してくれます。「プレスリリースのまとめ方」「プレスリリースの配布方法」「記者とのつきあい方」などを具体的に解説していただきます。また、実際にプレスリリースを作るワークショップも予定しています。
新聞で取り上げてほしい講習会や行事などの開催予定がありましたら、その内容を基に実際のプレスリリースを作ってみましょう。そうした行事がない場合は、例題を用意します。
NPOの広報で悩んでいて、アドバイスが欲しいニュースリリースやチラシなどの広報物がありましたら、11月15日までに北海道NPOサポートセンターへご郵送のうえ、ご参加をお願いいたします。アドバイスコメントを会場で行いますが、限られた時間ですので、全員には難しいと思います。アドバイス・感想などを書いてお渡しします。先着30団体とします。


■講師 日浅 尚子 ㈱北海道新聞社 営業統括本部 マーケティングセンター長
■対象 NPOなど民間非営利組織で活動している方
■定員 50名(定員になり次第締切)
■費用 500円
■日時 2012年11月28日(水)13時30分~15時30分
■会場 北海道新聞社2階A会議室(札幌市中央区大通西3丁目6)
■共催 北海道新聞社 営業統括本部マーケティングセンター・北海道NPOサポートセンター


申込・問い合わせ 
北海道NPOサポートセンターまで電話・FAX又はEメールでお申し込み下さい。TEL(011)299-6940 FAX(011)299-6941メール:npo@mb.infosnow.ne.jp
メール・FAXの件名に「伝える力アップ大作戦参加」と書いて(1)氏名、(2)住所、(3)所属先(非営利活動団体名、NPO法人名)(4)連絡先電話番号、(5)提出チラシ広報物の有無を記入の上、お申込み下さい。事務局から順次、参加受理連絡を致します。


2012-10-04

「産・学・民・官が連携した独居高齢者や認知症の人の地域生活支援システムに関する調査研究」事業先進事例視察について

(1)事業実施目的 
独居高齢者や高齢者夫婦、認知症の人や障害者など生活のしづらさへの配慮を必要とする人たちが、住み慣れた地域 で活き活きと暮らし続けられるよう、フォーマルな介護サービスに加えて、配食や見守り、買い物支援、通院介助、コミュニティカフェなどのインフォーマルな 生活支援機能を兼ね備えた小規模な事業を核とするコミュニティ型生活支援システムの創設がのぞまれます。そこで、この事業では、在宅で暮らす認知症の人や 障害者等が利用しやすい小規模な介護事業所(主に空き家や空き店舗を活用した地域密着型サービス)に焦点を当て、介護保険事業と介護保険枠外生活支援サー ビスを組み合わせた新たな事業展開のあり方について検討するため、NPOや大学関係者、行政が参画するコンソーシアムを組織し、地域に密着した新たなサー ビス形態と今後の推進方策について検討し、平成25年度からの事業開始を想定した具体的な事業計画の取りまとめを目的として必要な調査研究を実施します。
(2)事業内容
1.介護保険サービスおよび生活支援活動を組み合わせた複合型コミュニティサービス事業展開モデルの検討
○調査研究委員会の設置
まちづくり事業に関連するNPO、大学の研究者、札幌市(行政)関係者等からなる調査研究委員会を設置
○作業部会の開催(随時)
アンケート調査、およびインタビュー調査等、調査手法の検討、調査結果分析および複合型コミュニティサービス事業展開モデルの具体的検討に関する作業部会を開催
2.複合型コミュニティサービス事業展開の具体例の検討
・小規模デイサービス+サロン運営+配食+見守り
・小規模デイサービス(共生型)+託児所
・小規模多機能型居宅介護+サロン運営+配食+見守り
・小規模多機能型居宅介護(共生型)+託児所
・その他の組み合わせによる事業形態   など

先進地事例調査2ヶ所を行いました。

(1)9/13視察「NPO法人このゆびと~まれ」対応者:理事長 惣万佳代子氏
(富 山市)「このゆびとーまれ」は富山赤十字病院を退職した3人の看護婦により、平成5年に開所しました。代表の惣万氏は「病院で看護婦として働いていること の限界を感じた。」と当時を振り返っています。病院でいくらお年寄りの命を助けても、最後の場面で「家に帰りたい」「畳の上で死にたい」とお年寄りが泣い ている場面をたくさん見て、そういったお年寄りたちを助けるために「このゆびとーまれ」を設立することにしました。
また以前訪れた老人ホー ムで、まるで生きる気力を無くしているかのようにお年寄りたちが全く話もせずに一日を過ごしている姿を見て、どこか違和感を感じました。「子供といっしょ に笑ったり、怒ったり、歌をうたったりすることはどんなリハビリよりもよい。子供がいればリハビリなんてする必要がない。」と言っています。「このゆび とーまれ」のように、「赤ちゃんからお年寄りまで、障害があってもなくても一緒にケアする活動方式と、行政の柔軟な補助金の出し方を併せて「富山型」と呼 びます。この、本当の意味でのノーマライゼーションである「富山型」は福祉関係者の共感を呼び、富山はもちろん、滋賀、長野、愛知、徳島、熊本、佐賀へと 全国へ広まりつつあります。写真:(写真左 惣万氏、写真右 杉岡氏)


(2)9/14視察「特定非営利活動法人グループもみじ 小規模多機能型居宅介護 宅老所みんなのあもり」(長野市)宅老所みんなのあもりを視察。 対応者:管理者代行 写真左 柳澤 綾一  写真右 杉岡 直人

精 神科で勤務していた現在の田中正廣代表により、認知症の方や精神に疾患を抱えた方々もサポートさえあれば地域で暮らしていけるという思いがあり、地域社会 に対して教育活動の一環ととして、認知症になっても社会の一員として暮らしが出来ることを知ってもらおうと各地で講座を行いつつ、その実践の場として 2000年6月スタッフ8名のもとNPO法人が立ち上がりました。同年11月には「宅老所みんなのあもり」を開所。現在「みんなのあもり」の利用登録者数 は15名、一日に来所する人数は平均12名程度が来ております。また訪問利用者は約10名で、ほぼ皆さんが認知症の方となっております。訪問利用の10名 は、通所の送迎も利用しており、通所を利用している方に対しても、自宅へ迎えに行った際の玄関や車までの移動や、トイレのお手伝いなどを訪問で対応してい る。ほか宿泊利用者は、1日平均3~4名で、宿泊定員は4名だが、急な宿泊の要望があれば4名を超えても、緊急宿泊としてできる限り対応している。常に宿 泊の要望は多く、利用者の家族と相談して、宿泊利用者が4名を超えないようにスケジュールを組む努力をしております。介護保険外のサービスについては今後 本腰を入れていこうと考えているところ。これまで「社会福祉法人まるこ福祉会」の方の作品展示会を開いたり、布の裁断を手伝ってもらったりしている。今後 は、藁細工・習字・英語など、利用者の得意分野を活かした教室等を行いたいとも考えている。日々の対応に追われ、介護保険外のサービスは、なかなか始める ことが出来なかったが、ボランティア等の人の整備をし、地域の方とのつながりを強化して行いたいと話しておりました。

実施主体:特定非営利活動法人北海道NPOサポートセンター(札幌市東区北6条東3丁目3-1)