2013-03-28

3/16 エーザイ株式会社 地域コミュニティを活かした認知症啓発事業」北海道地域フォーラム報告

3月16日(土)開催 エーザイ株式会社が全国のNPOと展開する「地域コミュニティを活かした認知症啓発事業」北海道地域フォーラム報告

2013年3月16日、認知症啓発事業 北海道地域フォーラムを開催しました。
苫小牧植苗病院の瀧澤紫織医師(写真左)に、イギリスの自然環境を生かしたコミュニティケアについて基調講演を行って頂きました。先進的な研究事例の紹介として、緑が豊富な環境に居住する住民は、所得の差に基づく健康上の格差が最も小さかったことが挙げられ、社会経済上の健康格差を解消するためには、健康を促進する自然環境が極めて重要であるということがわかってきたということ等、瀧澤医師がイギリスで実際に見聞きしてきた情報と、各種先行事例を豊富な写真資料を交えてご紹介頂きました。

◆NPO法人ねおす「医療・介護と自然体験活動の恊働プロジェクト」活動報告
NPO法人ねおす理事長の高木氏より(写真左)活動報告がなされました。0から事業を形作る中で、紆余曲折を経てきた体験談を交えて、「植苗病院」と「NPO法人ホームヘルパーノア」での計13回の活動、160名弱の参加者を振り返る活動報告がなされました。また北海道自然健康倶楽部Nature Wagon 3Gの展望等、今後の事業活動継続の方針と課題について報告を述べました。

◆NPO法人エコ・モビリティ サッポロ「ベロタクシーを活用した回想法事業」活動報告
NPO法人エコ・モビリティ サッポロ代表理事の栗田氏より(写真左)活動報告がなされました。ベロタクシーを活用した回想法を事業とするべくなされた各の活動「ドライバーの研修、古い建物や風景の調査、PR活動、マニュアル作成、支援ツールの作成、関係者試乗会の開催、効果検証」等について解説がなされ、事業を次年度以降も恒常的なものとすべく、着実に活動を進めている状態にあることが報告されました。

◆活動報告後、瀧澤医師より2団体のこれまでと、これからについてアドバイスを頂き、報告会は盛況のうち無事終了しました。