2017年1月17日(火)市民活動プラザ星園にて、NPOリーダー懇談会を開催いたしました。参加者は13名、NPOの理事の方が大半でした。創設者の方もいれば、代表を引き継いだ方もいました。道東から参加した方もおり、関心の高いテーマだと実感しました。
まず、元ねおす代表・現くろす野外計画社代表の高木晴光さん(右写真)から話題提供として「ねおす」の解散に至るまでの経過をお話していただきました。高木さんは当初、ねおすは残すつもりでいましたが、様々な要因が重なったり、新しい世代の考えもあったりして結局解散に至ったそうです。「発展的解散という道もあるのだ」とねおすの解散を知った時に思ったという参加者もいました。
終了後は参加者同士で意見交換を行いました。当日実施したアンケートではほとんどの団体は後継者が不在と回答をしていました。意見交換では、仕事への向き合い方で職員との温度差があるという意見がいくつかありました。一方で、仕事だけでなくプライベートも大事にしているだけで問題ないのではないかという意見もありました。コーディネーターの佐藤(当法人事務局長)は、「世代交代のためには理念や今後の事業計画を新しい職員と一緒になって考えることが大事になってくるため、外部の人の協力を得ながら新しい世代との事業計画づくりを進めていくことが重要だ」と提案しました。
高木さんは分野を越えた若手スタッフの交流が大事になってくると強調されていました。これからは一つの分野で人材を奪いあってはいけない。分野を越えて人材が交流するようになっていくことで、創造的な取り組みが生まれてくる。当センターとしても、若手スタッフの交流を深めていく機会を今後も提供していければと思います。
(この事業は、「平成28年度まちづくり推進活動支援事業助成金」を受けて実施しました。)