北海道NPOサポートセンターでは北海道受託事業、2015年度市民活動促進講座開催業務を実施する運びとなりました。この事業は函館、岩見沢で活動の中間支援組織と当法人が連携し講座を実施するものです。函館市、岩見沢市で講座内容が異なりますので詳細は9月頃にはご案内予定です。
本セミナーでは、地域の様々な課題に対し、多様な受益者がともに取り組むための対話の場である「地域円卓会議」を基本コンセプト。地域の様々な課題を解決するにあたり、市民自ら市民活動団体を設立し、率先して地域課題に取り組むだけでなく、地域の多様な主体と連携を図っていくことが重要と考えています。そこで、「信頼と連携によるまちづくり」を目標に、地域性を重視したセミナーを実施いたします。
このセミナーでは多様な受益者が一堂に会し課題の共有を図り、それぞれの資源を持ち寄り協働して課題解決に臨む――「地域円卓会議」により地域の課題を解決する第一歩を踏み出し、さらなる市民活動の活性化を図ることを本事業の目的とします。また、NPOと行政との協働の重要性が言われて久しいですが、実態はNPOと行政の協働が進んでいるとは考えがたい状況です。現在、NPO法人に関する事務について北海道から市町村へ権限移譲が進められています。権限移譲により、市町村にとってはNPO法人の活動を詳細に知ることができ、NPO法人にとっては行政がより身近になり、NPOと行政の協働が進展することが期待できます。
しかしながら、道より権限移譲された市町村(2015年4月現在40市町村)の中には、地域のNPOが最新の事業報告を提出しているにも関わらず、「北海道市民活動団体情報提供システム」による1年以上情報を更新していないところや事業報告書が掲載されていないところが散見され、適切に情報を共有できていないのが現状です。
したがって、NPOと行政の真の協働を推進するためにも、「地域円卓会議」に市民のみならず、行政職員の参加も強く呼びかける予定です。
※講座の詳細については9月頃ご案内予定です。