2018-10-19

1/27-29「評価の基礎と実践研修」のご案内

 北海道NPOサポートセンターの連携団体である、北海道NPOファンドでは今年度、年賀寄付金配分事業として、「非営利公益活動の集合的成果を拡大するための社会的インパクト評価促進事業」を実施しております。
 当該事業は、今後の民間公益活動にとって不可欠な、事業の社会的インパクト評価の普及・啓発・実践支援を行うとともに、それぞれに見える化された「NPOのもたらしている社会的インパクト」を総合し、相乗効果をもたらすことを目的としたものです。
つきましては、全道のNPO等に評価の視点を拡げるにあたり、全道支援センターと中心とした、評価の視点を持った伴走支援者の育成及び伴走支援者のネットワークの構築が必要であると考え、本研修を実施することといたしました。
 本研修では、評価の流れを知り一通りの評価業務の基礎を講義と演習を通じて身に着けるます。また、また実際の事業に当てはめて考えることで、具体的な評価実施の体制を整えることが出来ます。ぜひともご参加ください。

日 時:2019年1月27日(日)13時~19時
                             28日(月)9時~18時
                             29日(火)9時~17時

場 所:雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス (北海道夕張郡栗山町字雨煙別1-1)
    http://uenbetsu.jp/
 ※交通手段をご連絡ください。車でない場合は栗山駅もしくは札幌駅で集合予定です。

対 象:1.道内中間支援センタースタッフ
    2.NPO等への伴走支援をしている方
    3.NPO等でソーシャル活動をしている方(法人格、関わり方は問いません)

定 員:20名程度

参加費:15,000円(北海道NPOサポートセンター会員の方及び学生は10,000円)
 ※助成により、特別価格となっております。
 ※宿泊費及び研修中の食事代(6回分)を含みます。
 ※宿泊は、研修場所と同じです。(合宿形式です)
 ※交通費につきましては、往復JR代金が10,000円を超えた部分について
      当ファンドより補助いたしますので、ご連絡ください。
    (北海道NPOサポートセンター会員の方のみ)

~内容(予定)~

【一日目】
1 評価の設計
 - 評価の目的の確認 ・評価の視点、・ロジックモデルによる対象の把握
- 指標の設定 – 評価質問の設定  - 質的データと量的データ 
-データ提供者=サンプル(演習: 自分の事業をロジックモデルで整理)
2 質的データの収集と分析
 - インタビュー  - グループディスカッション 
 - ワークショップ(グループアプローチ)  - その他: GPS/GIS/ PRA/
 - マトリックス法  - ストーリー分析  - カテゴリー分析 
 - 統合分析(グランデッドセオリー) -その他(地図/映像/音楽)
(演習: 自分の事業でインタビュー表作成)

【二日目】
3 量的データの収集と分析
 - データベース  - アンケート  - モバイルの活用  - テスト 
 - データの集約(平均と分散)  - データ間の比較(t分析、カイ分析) 
 - データ間の連関(相関、回帰分析)  - 構造共分散分析 (SEM)
(演習: 自分の事業でアンケート作成)
4 考察と結論
 - 報告書の構成 - 報告書の作成  - 振り返り

【三日目】
自分の事業で、ロジックモデルと評価の設計、
インタビューの実施演習と分析
アンケートの実施演習と分析
報告書の構成

☆講師 三好 崇弘 氏 

有限会社エムエム・サービス 代表取締役。「グローカルな仲間たちGLFP」主催。
NPO法人PCM TOKYO監事。

  国際協力の分野でコンサルタント企業及び外務省系財団において、プロジェクトの参加型マネジメントや評価手法に関する研究や調査に従事し、研修講師も務める。
2004年に独立し、有限会社エムエム・サービスを設立。同時にNPO法人PCM TOKYOを設立し、海外と国内で「参加型マネジメント」を活用・普及する活動を続けている。
 これまで世界30カ国以上でのコンサルティング業務を実施し、2005年からザンビアに9年間移住し、農村地域支援の全国的な仕組み作りに携わり、現在でもJICAやUNなどのプロジェクト(主に評価などのマネジメント)に携わっている。
 国内では、東京都の観光まちづくりアドバイザー(式根島)、南会津町地域づくり人材育成アドバイザー、東北地域復興NPOのアドバイザー、丸森町の国際協力事業アドバイザー、内閣府主催世界青年の船アドバイザー、日本NPOセンターの評価コーディネーター育成、日本評価学会で評価士育成講座講師など、グローバルかつローカルな「人づくり」と「地域づくり」業務に従事。最近では、「グローカルな仲間たちGLFP」を主催し、異業種・異文化なネットワークづくりに奔走している。
 琉球大学、横浜国立大、宮城大学など複数の教育機関で講師も務める。
 「グローバル人材に贈るプロジェクト・マネジメント」(共著)のほか論文多数。

日本大学政治学修士、英国マンチェスター大学経済学修士。

分野: 住民主体の地域づくり、地域の巻き込みと合意形成、参加型プロジェクト計画と評価手法、ワークショップ、ファシリテーションなど「そこにある資源や人財を重視・活用する」アプローチ。グローバルな視点での地域(ローカル)づくり(グローカル地域おこし)。


●お申込・お問合せ
認定NPO法人 北海道NPOファンド(担当:中西)
info@hnposc.net  011-200-0973

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