2013-02-22

NPO法人介護、障がい者・子育て支援等の12団体訪問調査(H24厚労省補助事業)

2012年12月から2013年1月にかけて、小規模多機能型居宅介護、認知症デイサービス、認知症グループホーム等のサービスの提供事業所の中か ら訪問調査対象事業所28ヶ所を選定し訪問インタビュー調査を実施しました。(後日別途報告)またそれと同時に、介護、障がい者・子育て支援等をおこなっ ているNPO法人の中から訪問調査対象法人12ヶ所を選定し訪問インタビューも実施。このNPO法人12団体はアンケート調査で「介護保険制度外サービ ス」「自立支援制度枠外サービス」について現在「実施している」または今後、「実施をしたい」という回答を得ており、現在どんなサービスを実施している か、または今後どのようなサービスを行いたいのかを伺いました。
その中で 今回のNPO事業所訪問で、居宅介護や訪問介護などの介護保険枠内サービスと障害者福祉サービスで自立支援制度枠内サービス両方の実施をしている8団体 と、障害者自立支援サービスのみを実施している4団体を訪問しました。また今後、積極的に地域密着型サービス小規模多機能型居宅介護、複合型サービスを実 施したい団体は3団体ありました。介護保険枠外サービスで町内会、地域との関わりの中で、およそ半数の団体が交流スペースを設け、地域との交流を図った り、活動PRの場に利用したり、孤立するお年寄りの交流場という形だったりという様々な提供をしておりました。町内会や地域イベントにも約6割が参加をし て、地域との交流がはかられている内容でした。また活動をする上で色々な場で活躍を期待されるボランティアについては、約6割の団体が常に募集はしている が、高齢者介護などの場では、その団体に上手くマッチするボランティアさんが見つからないなど苦労する話を聞く一方、自立支援での団体では、高校生や大学 生のボランティアによるイベントのお手伝いや、スキルアップの為に手伝いたい等の問い合わせが良くあるという内容であった。さらに介護枠外でお泊まりデイ のニーズもあり今後実施したいという団体も3団体程度お話がありました。また趣味や娯楽提供は4割が実施しており、今後3割が実施したいとの回答である。 下記介護枠外で一部データを記載いたします。

  その他に人材面について資格、技術的なスキルを持った人材が不足しているかを聞いた所、自立支援の施設では、障がい者介護福祉についての理解者が少なく働 き手が少ないという話がありました。一方高齢者介護では調理が出来る人、車いすで一緒に出かけたりする場合もあるので、車いす介助の経験者、介護資格、福 祉系の資格があると良いと行ったお話が多かった。更に職員の定着率についても伺いましたが、高齢者介護・自立支援両方において、給与面などで辞めてしまう 人もおりますが、比較的定着率は高く、すぐに辞めてしまうという話は取材先ではあまり聞かれませんでした。最後に今回の取材先では、共生的な活動している NPO団体が幾つかあり、その中の一人の代表者は、「介護保険制度という枠だけではなく、高齢者、障がい者に関わらず困っている人が生まれ育った場所や地 域の中で、昔ながらの顔なじみの関係を保ちつつ、共同共生の運営を行いたい。そしてそれぞれの地域地域にそういった場所が広がって欲しいですね。」という お話が印象に残りました。

2013-02-06

3/16(土)13:30~開催 地域コミュニティを活かした認知症啓発事業 北海道地域フォーラムのご案内

3/16(土)13:30~開催(エーザイ株式会社が全国のNPOと展開する)「地域コミュニティを活かした認知症啓発事業」北海道地域フォーラム開催のご案内(参加無料!)

北海道NPOサポートセンターでは、2010年12月よりエーザイ株式会社が全国のNPOと展開する「地域コミュニティを活かした認知症啓発事業」の北海道事務局を担当しています。2012年度の北海道地域では、NPO法人ねおすが「自然療養プログラム」を行い、NPO法人エコ・モビリティ サッポロが「ベロタクシーを活用した回想法事業」を実施しています。
今回の北海道地域フォーラム開催にあたり、NPO法人ねおすが、毎月植苗病院で実施している「自然療養プログラム」のアドバイザーで、「認知症の非薬物療法」や「高齢者のうつ病・認知症患者と運動」等についても詳しい瀧澤 紫織医師にご登壇頂く運びとなりました。
■第1部 基調講演
~イギリスの自然環境を生かした地域ケア(仮題)~
・講師:瀧澤紫織 医師 医療法人こぶし 植苗病院

☆講演の内容
イギリス・オックスフォードでは、精神疾患等の患者を支援するNPOが200以上存在し、NPOを支援する方々・団体も多く、両者をつなぎコーディネートする側の体制も整っています。また、大きな敷地内にケアハウスを持ち、専従スタッフ2名体制で、70人のボランティアと400人の通院患者が木工、ガーデニング、畑、カフェの運営を行っていたり、支援する人が提供してくださった畑で、区画にどういったものを育てていくかを企画から患者とともに考える団体も存在しています。昨年秋にイギリスに飛び、実際に様子を見学してきた瀧澤医師に、オックスフォードの事例を参照していただきながら、認知症や地域ケア等について講演して頂きます。

■第2部 活動報告
・高木晴光氏 NPO法人ねおす
・栗田敬子氏 NPO法人エコ・モビリティ サッポロ
■参加費 無料
■対 象 NPO等、市民、企業、行政など。
■定 員 80名(先着順。参加ご希望の方は、事前にお申込み頂きますようお願い致します)
■日 程 3月16日(土)13:30~16:00
■会 場 TKP札幌カンファレンスセンター7A(札幌市中央区北3条西3丁目1-6)札幌駅地下歩行空間1番出口より徒歩1分

■問い合わせ (担当:北村、本田)NPO法人 北海道NPOサポートセンター
電話: 011-299-6940 Fax: 011-299-6941 E-Mail: npo@mb.infosnow.ne.jp 
※メール・FAXで申込の場合は件名(タイトル)に「3/16エーザイ北海道地域フォーラム参加」と記入頂き、本文に参加者氏名、所属団体(企業名)、連絡先を記入の上お申し込み下さい。

2013-02-05

3/1(金)14:30~NPOとつくる新しい公共シンポジウム開催のご案内


近年、新しい公共の担い手としてNPO等の活動に対する期待が高まる一方、NPO等が活動するうえで重要な会員、寄附者、ボランティア等の獲得などにおいて多くのNPO等が課題を抱えています。市民の皆様や企業経営者にNPO等に対する理解を深めて頂くとともに今後、NPO等がマーケティングの要素を取り入れ、会員、寄附者、ボランティア等の獲得、さらには企業等との協働について戦略的に考えることが重要となってきております。
本シンポジウムでは、認定NPO法人日本NPOセンター常務理事・事務局長の田尻 佳史氏(写真左)を講師に迎え、NPO等の現状やマーケティングの要素を取り入れた戦略的な活動を行っていくことの必要性などについて事例を交えながら講演して頂くとともに、パネルディスカッションを通じて更に内容を深めていきます。皆様の参加をお待ちしております。(参加は無料です!)

◆日程:31日(金)14:3017:30
◆会場:アスティ45 16階大研修室1614(札幌市中央区北4西5
◆対象:NPO等、市民、企業、行政など。
◆定員:100名 ◆費用:無料
<プログラム>
14:30 開会・主催者挨拶 講師紹介
14:40 基調講演(60分)「徹底解説!!NPOとつくる新しい公共」講師:田尻 佳史氏 認定NPO法人 日本NPOセンター 常務理事・事務局長(写真右)
15:45   NPO等活動基盤強化事業の成果報告(15分)・NPO法人 北海道NPOサポートセンター・㈱北海道二十一世紀総合研究所
16:0017:20 パネルディスカッション(60分)
コーディネーター 田尻佳史氏
パネリスト(1)石井吉春氏 北海道大学公共政策大学院教授
(2)近江正隆氏 NPO法人 食の絆を育む会 代表理事
(3)三膳時子氏 認定NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラスト理事長
(4)日浅尚子氏㈱北海道新聞社 営業統括本部マーケティングセンター長
17:30 閉会
●主催:北海道
●実施:北海道新しい公共支援事業「NPO等活動基盤強化事業委託業務」受託コンソーシアム(構成団体:NPO法人北海道NPOサポートセンター、㈱北海道二十一世紀総合研究所)


■問い合わせ・申込み先:()北海道二十一世紀総合研究所
TEL011-231-3053  Fax011-231-3143 E-Mailnewpublic@htri.co.jp  (担当 岩谷、河原)
所属団体名、参加者名、連絡先(TELMailなど)をメール・FAX・お電話でお知らせください。